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信楽の陶芸家・谷穹による白瓷の茶碗。
谷穹さんは主に無釉焼締のものを作るが、近年、白瓷(はくじ。磁器、施釉のもの)もそのラインナップに加わった。長年に渡り貫入の入り方の研究を重ねていたようである。
薄い畳付きの低い高台から、少しゆっくりとした轆轤目が微妙なでこぼこをなしつつ開いてゆき、口縁はわずかに反るがすぐに止まり、面取りされている。腰からの形としては高麗的な雰囲気も感じられる。
見込みには落ち窪んだゆったり目の茶溜まりがある。
高台から口縁にかけて徐々に薄くなっていくようなろくろで、底部や腰まわりは、それなりに厚みを持っている。
透明釉には内外、全体的に非常に繊細な貫入が入り、とくに見込みにおいては貫入が景色として独自のみどころを作っている。釉薬が掛かっているので、道具としての扱いのしやすさは素直に利点である。白瓷(白磁)ではあるのだが、均一で瑕疵のない白ではなく、青みがあったり、象牙色であったり、ピンホール、部分的に土味の見える箇所、灰の影響を受けたような部分など、細かいピッチで多くの変化があり、単純ではない。
茶碗の正面性は低く、今回の掲載時は一枚目を正面としてみたが、あまり正面ということに拘泥しないほうが、この茶碗の在り方にとってはふさわしいだろう。
Ø 160 mm
H 60 mm
付属|共箱
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US$40
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